散歩代行トゥトゥのシッター木本です。
今回は、「ワンちゃんが散歩中に引っ張る時、どうしたらいい?」についてご紹介します!
私は、ペットシッターの他に独立してドッグトレーナーとして活動しております。今までの経験などもふまえてお伝えいたします。
なぜ引っ張るの?
引っ張ってしまう時の多くが興奮状態、嬉しい、楽しいなどテンションが高めの時や怖いから、逃げたいからといった感情からくるものが大半となります。何も興味がわかないものが近くにあっても引っ張ることはないでしょうし、引っ張ること以上に飼い主様に魅力的な何かがある場合には引っ張ることはないでしょう。
感情が強くなった際に引っ張ることが増えるかと思います。また、引っ張られたからといって引っ張り返していては、力比べになってしまうのでより一層わんちゃんの引っ張りは強くなります。
引っ張ることでのデメリットは?
カラーをしているわんちゃんは、首で一生懸命引っ張るので首や喉にかなり大きな負担がかかります。一瞬の出来事であれば問題がないかもしれませんが、それが継続的だったり、力が強すぎた場合には、首や喉を傷めてしまいます。
ハーネスをしているわんちゃんは、体全体で引っ張れるので元々引っ張り癖があるわんちゃんだと、どんどん引っ張る力が強くなってしまいます。また、カラーに比べて苦しいなどわんちゃん自身が引っ張っていることに気が付きにくいです。
引っ張る時には、何かに執着していることが多い傾向にあります。そのため落ち着かずにずっと引っ張り続けてしまったり、引っ張ることで興奮させてしまうこともあります。
緩和や止めさせる方法は?
まず、引っ張る原因を探ります。何が原因かわかったらそれに触れさせない、興味を持たせない、気が付かせないことなどが重要になります。具体的にどのようにしたら良いのでしょうか。
1番良いのは、気になるものに対して気を向かせず、それよりも散歩している人や散歩の方が楽しいということを教えることが大切になってきます。
飼い主様に気を向かせるためには名前を呼んで注意をそらしたり、おやつやおもちゃが好きなわんちゃんであれば、長持ちするおやつやおもちゃを使います。やり方としては、引っ張ってしまう原因に近づく前からおやつやおもちゃで意識をこちらに向けます。意識を向けた状態のまま通り過ぎます。これを全く気にしなくなるまで続けます。
わんちゃんによって意識をこちらに向けるよりも何かが気になり引っ張ってしまうようであれば、刺激の少ない所で行い成功体験を多くさせる必要があります。単純に引っ張る何かに気を取られてしまうということは、成功体験が十分でない可能性が高いです。
また、よくやってしまいがちなのが、引っ張られたことに対して引っ張り返すことです。引っ張った分、それ以上にわんちゃんは頑張ってしまうので逆効果となります。反対側に引っ張り返すのではなく、リードをちょんちょんと横に引き注意をそらし、その場を離れることをおススメします。
引っ張られたときにダメ!など声を発したりすることで、興奮させてしまうこともあります。興奮させすぎないことも引っ張り緩和に繋がります。また飼い主様の感情もわんちゃんは汲み取れるので、飼い主様が落ち着くことも大切です。
まとめ
今回は「ワンちゃんが散歩中に引っ張る時、どうしたらいい?」についてお話をさせていただきました。引っ張る何かが必ずありますので、その何かをどれだけ気にしないように出来るかで引っ張り度合いがかわってきます。
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