今回は、夏の室温室温調整に関してシリーズでご紹介します。
夏らしい陽気になってくると室温調整が大切になってきます。気になる「ねこちゃんのための夏の室温調整について」をご紹介します!
■猫は暑さには強い生き物■
猫はこたつで丸くなる♪という童謡は有名ですが、猫は寒さに弱く、暑さには比較的強いということをご存知でしょうか?一般的な猫にとっての適温は26℃~30℃と言われています。ちょっと意外な感じもしますよね。もちろん、毛が長かったり短かったり、ほとんど毛が無かったりと、品種により個体差はあります。
■猫の毛の特徴■
猫の毛にはオーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)が生えています。(品種により、上毛か下毛しか生えていないシングルコートもいます)
オーバーコートは撥水効果や紫外線を跳ね返す効果があり、アンダーコートには保温効果があります。季節の変わり目によく抜ける毛は、アンダーコートが多いようです。
夏に向け、大量の毛が抜け夏毛に変わると、毛並みもちょっと変わっています。冬毛に比べてゴワゴワしているのですがお気づきでしょうか?毛が抜けたことにより、空気の通り道ができ体温の上昇を抑えているのです。また、猫の特徴の一つでもある毛づくろいでは、舐めることで唾液が蒸発し体温を下げる役割も果たしています。これが猫が暑さに強いと言われる理由です。
■とはいえ猫も夏は暑い…■
猫が暑さに強いとはいっても、やはり暑いものは暑いのです。飼い猫だと、よくおなかを出して寝ている姿や、コンクリートの上で伸びに伸びている姿を見ることもあるのではないでしょうか?住んでいる環境によっては夏場のエアコンは必要ないかもしれませんが、猫が快適に過ごせる工夫は必要です。(ただし、日中締め切っていたり、30℃を超える場合はエアコンが必要です!)
猫が涼めるように、クールマットを置いたり、扇風機で風通しをよくしたりします。また、遮光カーテンを付けるだけで、室温は2、3℃下がりますのでオススメです。エアコンをつける際は、急な温度変化を起こさないように気を付けましょう。猫がびっくりして風邪を引いてしまいます。
また、お留守番をさせるときは、水を何カ所か多めに用意しておき、喉が渇いたときにすぐに飲める状態を作っておきましょう。熱中症になりにくいとはいっても、ならないということはありません。お出かけの前には、今一度今の環境が快適であるか、適温であるかを見直すようにしてくださいね。
※補足※
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