今回は「春に気をつける愛猫の体調管理」についてご紹介していきます。
春は、気温差や花粉症などで猫が体調を崩したりストレスを溜める要因が多くある季節です。ストレスを与える原因やその対策についてご紹介します。
■気温差によるもの■
気温差があると免疫力が落ちたり、特に高齢の猫は体温調整がうまくいかず体調を崩す、感染症にかかるなどのリスクが増えます。
室内の気温調整は18~20度が快適に感じる気温で、湿度は40~60%に保ち乾燥も防いであげましょう。
■季節性アレルギーによるもの■
猫も人間と同じように、花粉症になることがあります。くしゃみや鼻水、目ヤニなど猫風邪に症状が似ていますが、発熱・食欲低下がなければ花粉症の可能性があります。
かかりつけの動物病院に相談してみましょう。
原因となっている植物を特定するのは難しく、花粉症にならないように室内の花粉侵入をなるべく防いで部屋の掃除をマメに行い飛散を防いであげましょう。
■環境の変化によるもの■
新生活がスタートして引越しするなど住み慣れていた家具の配置や部屋の様子が変わり大きなストレスになります。引越しの際は猫が今まで使用したものを置いたりして十分に気遣ってあげるとストレスが緩和します。
また家族環境も変わる時期で進学、職場先の異動などにより猫を一番可愛がりお世話をしていた人が居なくなってしまう事が大きなストレスになったりもします。
■発情期によるもの■
春と秋に発情期を迎えます。大きな声で長時間鳴いたり、スプレーをするなどし飼い主様が困ることもあります。いつもの愛猫とは違うと思った方が良いです。
発情しているのに交尾が出来ない状態は、猫にとって多大なストレスとなります。
繁殖をさせるつもりのない場合は、去勢不妊手術を受けさせるとストレスが減ります。
その他にも、ストレスを感じている時の行動として
”グルーミングを過剰にする、またはしない” ”オモチャに興味がなくなる”
”肉球に多量の汗をかいている” ”触れられる事を嫌がる” ”オシッコを粗相する”
”ゴハンを食べなくなる” ”隠れて出てこない” ”体毛を逆立てる”
などがあります。動物は、ストレスを受けると体内で自己防衛のために「アドレナリン」や「コルチゾール」などさまざまなホルモンが分泌されます。かかるストレスが過度になるとこれらのホルモンがカラダにとって悪作用を起こします。「コルチゾール」は免疫の働きを抑える作用がありますが、長時間のストレスがかかる事により免疫の低下に繋がります。免疫力の低下により様々な病気を引き起こす事にもなります。
いかがでしたでしょうか?
季節の変わり目は飼い主様も何かと忙しい時期ですが愛猫がストレスを溜めて体調を崩さないためにもよく観察をしましょう。
愛猫とよく遊びストレスを発散させてあげたり、気分転換させるために窓際にキャットタワーなどを置き外の景色を眺めさせたり、抜け毛も多くなる時期なので適度なブラッシングをしてスキンシップをたくさんとって愛猫の体調を管理してあげましょう。
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