今回は、猫ちゃんのためのリンパマッサージで肥満を予防する方法をご紹介します。
丸々として可愛いフォルムの猫はとても魅力的ですよね。しかし、適正体重を超えた、いわゆる肥満状態の猫ちゃんには病気などの様々なリスクがあります。また、健康な猫ちゃんに比べて、肥満猫の平均寿命は短いとも言われています。
そこで今回は、肥満でない子も、肥満の子も出来るリンパマッサージによる日ごろのケア方法ををご紹介します!
■肥満のリスクについて■
体重の増改により、足腰への負担が増えます。そのため、関節炎は椎間板ヘルニアになる危険性が高まります。また、身体が大きくなることで、全身に送る血液の量が増え、心臓への負担がかかります。肥満による内臓脂肪が増えることで、首回りの起動が圧迫され、呼吸がしにくくなりますので、運動量も必然的に減っていくという悪循環に陥ります。皮膚病や尿路疾患(尿結石)・航空疾患(口内炎など)、下痢やガンの原因としても肥満は大きく関りがあると言われています。
それ以外にも糖尿病や脂肪肝(肝リピドーシス)のリスクが高まるばかりか、愛猫が手術をしなくてはいけないもしもの時の麻酔のリスクも高くなります。
脂肪が多いと、その分麻酔の効きが悪くなり、麻酔を多めに注射しなくてはいけません。しかしそうすると、愛猫への負担が大きくなり、麻酔から覚めにくい状態になってしまう可能性があります。
このように肥満になっていいことは猫にとっては一つもありません。特に去勢や避妊手術を行うと、ホルモンバランスの影響で太りやすくなります。早めの対策を行い、病気になりにくい身体づくりを心掛けましょう!!
■リンパマッサージの注意点■
リンパマッサージを行うことで、愛猫との親密なスキンシップの幅が広がります。しかし、行う際は、愛猫のリラックスタイムにすることが大前提です。また、飼い主さん自身もイライラしているときなどは行わないようにしましょう。
■リンパマッサージの方法■
リンパマッサージの基本手順を行った後、以下の手順でリンパマッサージを行いましょう。
1⃣鼠経(ソケイ)リンパマッサージ
鼠経部(ビキニライン)に手を当て、外側から内側に向かってゆっくり両手で優しく6回動かします。
2⃣ウエストのマッサージ
余分な脂肪を絞る気持ちで、背中側に両手を置いて、そのままお腹のおへその上あたりまで6回さすります。
3⃣顏のマッサージ
両手で顔を挟み、親指で口元から頬を後頭部に向かって絞るようにさすり、首筋に流します(6回)
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