今回は、犬や猫にとっての床づくりについてご紹介します。
大切な家族が家の中で走り回ることはよくありますよね。
しかし、その床は本当に大丈夫でしょうか?走り出す時、あるいは走っている最中に足が滑っていたり、空回りをしていたらそれは危険なサインです。滑る床を歩く愛犬・愛猫の足には飼い主様が思っている以上に負担がかかっているのです。今回はそんなリスクを交えてご紹介します!
■滑る床のリスクについて■
床がフローリングで滑る場合、犬はもちろん猫にとってもリスクがあります。それは日常生活で愛犬や愛猫を観察していたら気づくことです。
・歩くのも走るのも一苦労…滑るので余計な労力と膝や足腰に余計な負担がかかります。
・ジャンプや着地に失敗…階段からの転倒や着地がうまくいかず膝を痛めるなど、思わぬ怪我の原因になります。
犬は爪を土に食い込ませながら地面を蹴り歩きます。猫は爪で踏ん張ったり、ブレーキの役割を果たしています。しかし、フローリングは硬すぎて、爪が刺さりません。
そのため、犬は「膝蓋骨脱臼」(小型犬に多い膝のお皿のような形の骨がズレる症状)や「股関節形成不全」(大型犬に多い股関節異常)、「椎間板ヘルニア」などのリスクがあります。
猫も「膝蓋骨脱臼」はもちろん、高いところから硬いフローリングの上に着地すると衝撃が足腰にダイレクトに伝わり、なんらかの影響が出る危険性があります。
■滑らない工夫■
フローリングにクッションマットを敷いたり、カーペットを敷く。たったこれだけの工夫で愛犬愛猫の生活は劇的に変わります。
活動範囲によりますが、廊下などは全面に敷く必要はありません。
愛犬、愛猫の通り道として、フローリングの一部にマットを敷くだけで大丈夫です。歩きやすい場所を好んで歩くようになります。
クッションマットやカーペットは、厚みが一センチ以上ある防音性の高いものを選びましょう。ジョイント式のマットだと、汚れたところだけを洗えるので便利です。マットを敷くことで、ペットはもちろん、人間にとっても足腰の負担を軽減する効果があります。足音を気にすることも減ることでしょう。
※猫によってはクッションマットを誤飲することがあるので設置する場合は様子を見て行ってください。我が家の愛猫は樹脂製のジョイントマットを噛みまくっていました(>_<)
また、フローリングに滑り止め加工をする方法もあります。
ホームセンターで購入するものよりも、業者に頼んだほうが効果が持続するようです。フローリングの見た目を変えず滑らないようにしたい人にはお勧めです。
■まとめ■
普段の生活を見ていて、「あ、今滑ったな」と感じたらそれは足腰への負担のサインです。気になった時が行動の時。
愛犬、愛猫に、そしてもちろん人にとってもいい環境づくりを検討してみてくださいね。
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