今回は「お家で出来る健康チェック法」をご紹介します。
愛犬愛猫の体調が悪いサインに気がつくには、普段からのスキンシップで細かい変化などに気がつける習慣が大切になります。
不調の表れやすいポイントを把握して、大切な愛犬愛猫の健康チェックを行ってみましょう!!
■口内、耳、目、呼吸の状態チェック■
歯垢、歯石がある/歯茎の色や状態がピンク色ではない/歯が欠けていたり、抜けていたりしている/口内に傷や腫瘍がある/口臭が強い
声や音への反応が悪い/耳垢が多い/耳の中に寄生虫がいる
目の周りが汚れている/涙の量が多い/物にぶつかり歩いている/目が濁っている(猫のみ)/動くものに反応しない(猫のみ)
呼吸が荒い(胸の上下の動きを見て測定します。1分間の呼吸数が基準になるので15秒測り4倍にするとよいです。だいたい平均1分間30回程度)
いびきをかく/呼吸する際に異音がする
■被毛、歩行、便尿の状態チェック■
毛の艶が悪い/脱毛している/フケ、脂汚れがある/毛玉があり、毛並みが悪い
脚を引きずっている/四肢でカラダを支えるバランスが悪い/歩く時のリズムが悪い/跳躍力が落ちた(猫のみ)
便全体の色が悪い(正常時、濃い茶色)/便がゆるい(正常時、つかめる程度の硬さ)/便の匂いが強い/排便回数が多い、または少ない(1日の平均2~6回)
尿の色が変(正常時、透き通った黄色)/尿の匂いが強い/排尿回数が多い、または少ない(1日の平均1~4回)
■食欲、飲水量の状態チェック■
食いつきが悪い/食べ終えるのに時間がかかる/フードをたくさん残す
水を飲む頻度が増えた、または減った/暑くても水をあまり飲まない
1日の飲水量が多い、または少ない(犬・1キロあたり40ml~60ml/猫・1キロあたり20ml~45ml。1日の飲水量はフードの分を引くともっと少なくなり、その日の天候やフードの種類によっても大きく変化します。例えば、ドライフードには約7%の水分が含まれているが、缶詰やウエットフードには約70%の水分が含まれています。そのため、ウエットフードを食べている際は水を飲む量は減ります。)
その他にも、体温チェック(耳で測定できるペット用体温計があります。平熱は37.5~39度が正常値です。)
体重チェック(飼い主様が抱っこをして体重計に乗り、その後飼い主様の体重を引くことで大体の重さが分かります。前触れもなく体重の増減がないかチェックします。)
スキンシップをとり、触れた際に痛がっていないか、カラダにしこりがあるかなども確認してみましょう。
そして健康チェックを行い気がついた事などは、ノートやメモに記録して動物病院を受診する際に体調の記録としても役に立ちます。
いかがでしたでしょうか?
愛犬愛猫にチェックがあてはまる点はありましたでしょうか?
若いうちは年に1回、10歳以降のシニア期は年に2回程度の健康診断を受けてみましょう。健康診断にはメリットがあり、健康時の数値を知ることが出来たり、病気の早期発見にも繋がります。
いつまでも、元気で長生きしてもらうために、お家での健康チェックをはじめてみてくださいね。
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