うさぎはとてもデリケートな動物です。
室温が高すぎたり低すぎたりすると、ストレスを感じて病気になってしまうことも・・・。
今回は、うさぎにとってベストな室温設定についてお伝えします。
また夏と冬に起こりがちなうさぎ飼育のトラブル、対処法もあわせてご覧ください。
うさぎのための室温設定【夏編】
夏、うさぎが快適に過ごせる室温は18~24℃です。
体調や品種(長毛種か短毛種か)によって違いはありますが、室温が30℃を超えると元気がなくなってしまうようです。
室温が30℃以上で湿度も高い日は、エアコンを28℃くらいに設定してあげましょう。
風通しが悪い場所にケージを設置している場合も同様です。
エアコンをつけないときは、保冷剤やアルミプレート、大理石マットなどをケージ内に設置して、うさぎが自らクールダウンできる工夫を施してあげましょう。
さらに扇風機を併用すれば、こもりがちな室内の空気をうまく循環させることができます。
夏のうさぎ飼育ポイント
毛球症に注意
うさぎの換毛期(毛が生え変わる時期)は4月から6月。
およそ2週間ほどのあいだ、毎日たくさんの毛が抜け落ちます。
うさぎが抜け毛を飲み込むと、おなかに溜まって毛球症になってしまうことがあります。
換毛期はこまめにブラッシングをしてあげましょう。
また飲み込んだ毛の排出を促してくれる、繊維質がたくさん入った食事メニューを意識してください。
うさぎの部屋は清潔に
夏はうさぎのご飯や糞尿が腐敗しやすくなります。
そのまま放置していると、強いニオイにつられて病原菌だらけのハエを呼び寄せる結果に・・・。
また悪臭が原因で、嗅覚にすぐれたうさぎの鼻涙管が詰まってしまうケースもあります。
夏はとくに、うさぎの部屋をこまめに掃除してあげてください。
ニオイ対策として、ペット専用の消臭スプレーもおすすめです。
うさぎのための室温設定【冬編】
うさぎの寒さ対策は、10月前半から始めましょう。
10月を過ぎると昼と夜の寒暖差が大きくなるので、うさぎにとってはかなりのストレスです。ケージ内や飼育しているお部屋の室温は、なるべく一定に保つようにしてください。
毎日、温湿度計で部屋の温度と湿度をチェックします。
一日の最高温度と最低温度を自動で記録してくれるタイプの温度計を、ゲージのそばに置いておくと便利です。
冬に快適な室温は22~24℃が目安。
環境の変化に弱いうさぎにとって、真冬にペットヒーターだけでは不十分です。
エアコンの暖房つけて、23℃くらいに設定しましょう。
冬のうさぎ飼育ポイント
毎日の食事量をチェック
冬はうさぎの食欲やウンチの様子を毎日チェックします。
気温差のストレスで小食になったり、消化不良で下痢になったりするうさぎもいるんですよ。
子供や高齢のうさぎ、病気持ちのうさぎはとくに注意してあげてください。
ゲージの防寒アイデア
うさぎ部屋のペットヒーターは、ゲージの外に立てかけるようにして設置しましょう。
ヒーターを外に出すことでゲージ内を広く使えますし、低温やけどの防止にもなります。
うさぎが自分で体温調節しやすいのもメリットです。
また隙間風を防ぐために、段ボールやタオル、毛布などでゲージを覆います。
その上から、100均の保温シートを被せれば万全ですね。
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