今回は、愛犬にとって危険な食べ物についてご紹介します。
愛犬にとって、人間が食べるものはとてもいい匂いがして魅力的に見えます。
しかし、日常的に人間が食べているものでも、愛犬にとってはとても危険な食べ物は多いのです。犬を飼う上で知っておいて欲しい、あげてはいけない食べ物についてをご紹介します!
■有名な食べ物■
● チョコレート(ココアなどカカオ類)…チョコレートに含まれる「テオブロミン」という物質に毒性があります。テオブロミンの含有量はチョコレートの種類によって違いますが、少なくても上げないようにしましょう。摂取量が多いと、半日以内に下痢、嘔吐、筋肉の震えや脱水症状に陥り、そのままほおっておくと死に直結します。
● 玉ねぎ(長ねぎ、ニラ、ニンニクなどネギ科の植物)…玉ねぎに含まれる「アリルプロピルジスルフィド」という物質が赤血球を破壊し、貧血状態になります。赤血球は体内に酸素を送る役割があります。その赤血球が壊れることで、酸素濃度が下がり呼吸がしにくくなります。発症まで1~5日かかり、症状が進行すると死に至ります。
● アボカド…アボカドに含まれる「ペルシン」という成分が中毒をおこします。少量なら大丈夫、という意見もありますが、犬にとって曰く付きのアボカドは人間だけで楽しみましょう。症状として、嘔吐や下痢、呼吸困難、チアノーゼやアレルギー症状を引き起こすことがあります。
● キシリトール…犬が人間用のキシリトールガムを食べると低血糖となり、最悪死にいたります。少量でも摂取すると30分以内に血糖値が下がり、嘔吐や下痢、歩行困難、腎不全を発症します。とある記事では、体重9キロの犬が2,3個のガムを食べただけで致命傷となるそうです。ガムを噛むときは管理を徹底し、落としたら見つかるまで愛犬は近づけさせないように気を付けましょう。
■見落としがちな食べ物■
● ナッツ類…犬にとって高カロリーで肥満の原因となるだけでなく、中毒症状も報告されています。
● 人間用のミルク…牛乳に含まれる乳糖を分解するラクターゼという酵素をあまり持っていないため、下痢などの症状になってしまいます。
● 骨付きの鶏肉…鶏の骨は裂けやすく、鋭利な状態で体内を巡り、消化器官を傷つけるおそれがあります。高齢犬の場合、最悪死に至ることもありますので注意しましょう。
● ブドウやレーズン…特にブドウの皮は危険です。
■危険な食べ物をあげない工夫■
家族で愛犬を飼育している場合、食べていいもの、ダメなものは目に見える位置に周知しておく必要があります。ポスターにして貼ったり、愛犬のお世話を一番している人が「これは食べたらだめなもの」と家族に口酸っぱく伝えることが大切です。
また、不意の盗み食いがないよう、危険な食べ物は愛犬の届かないところに置いたり、愛犬が踏み込めない領域を作り躾けるなど、工夫をしましょう。
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